ここでは、巷で”隠れ湯”と謳われる「角間温泉岩屋館」を紹介します。
山間の渓谷に佇む秘湯
角間温泉岩屋館は山間の渓谷に佇む一軒宿であり、この辺りを支配していた真田一族の隠し湯としても名高い温泉です。露天風呂は混浴ですが、濁り湯であるため、女性の方も安心して入浴を楽しむことができます。岩屋館の裏には岩屋観音が祀られており、それが名前の由来にもなっています。岩屋観音については坂上田村麻呂が昆邪王の妖術を封じるために安置したものと伝えられています。
古くから湯治場として発展
親鸞上人越後から京都に戻る道中に、奥方が腹痛で倒れたのでお湯に浸かったところ、全快したという伝説が残っています。現在も湯治場として広く認められており、特に心臓や胃腸の病気に対して効能を発揮すると言われています。